潮来市内の地区でお正月過ぎ頃(1月15日前後)に行われる風習の1つ
として『ナリキモチ(ナラセモチ)飾り』があります。
潮来市内の地区によっては、1月14日にお餅をつき、榎の木をとってきて
枝に丸い餅をつけて土間の大黒柱、神棚、農舟等に結え、20日まで飾って
おくそうです。
市内の農家では木に餅をつけることを「ナラセル」といって「ナラセれば、
ナラセるほど豊作だ」といっていたそうですよ。作物のゆたかな実りを願って
の風習だそうです。
図書館で展示しているナリキモチは、更生保護女性会牛堀支部の方々から
頂きました。実は毎年、この時期に頂いております。いつもありがとうございます!
今年も、1月20日まで図書館内で展示していますので興味ある方はぜひ
ご覧ください。
また、今回のナリキモチの解説は、市立図書館所蔵の
『潮来町史』(民俗編/年中行事・正月を迎えて:p.827)
を参考にしました。詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご利用ください。