そろそろ夏休みが終わりますね・・・。
皆さんはどんな夏の思い出ができたでしょうか。
さて、本日は8月27日(日)に開催した出版社との連携イベントのレポートです。
今回のイベントはPHP研究所にご協力をいただき、普段なかなか知ることのできない
”出版社のお仕事”についてご紹介いただきました。
お仕事紹介は2回実施しました。1回目は小学生~高校生までを対象に、2回目は
一般成人の方を対象にしました。
講座では、主にPHP研究所の仕事として、絵本や読み物等の本がどのような経緯
で企画製作されているのか、編集担当や作家の作業、製本作業や書店に届くまでの物流等、一連の流れを細かく紹介していただきました。
実際に原画、下書き、ラフ画などを参加者に見てもらいながら、1冊の本ができるまで
にどんな修正や変更を重ねるのかといった解説もあり、手にとって見ていた参加者は食
い入るように見ていました。
また、本を選ぶときに注目すべきポイントとして、奥付の見方や帯の裏話などもありと
ても参考になる話ばかりでした。
高校生の方からは将来の職業として出版社や出版関係の仕事をしたいという声があり、
実際にどのような勉強をしたら良いのか?どんな資格を取得したら良いのか?といった
質問があり、PHP研究所の方々も大変喜んでいました。いつの日か一緒に仕事ができ
る日がきたらとても嬉しいですね。
他にも、出版社のあるあるネタ!?のような質問として、作家さんをどうやって発掘す
るのか? 原稿締め切り間近になると編集者は作家から原稿もらうまでは帰らない?
などの質問があり、PHP研究所の方々の回答を皆さん真剣に聞いていました。
とても印象的だったのは、絵本を読んだり見たりするだけでなく、もっと注目してほし
いポイントがあるのか?といった質問への回答でした。
今回の解説は児童書を製作している編集者の方だったのですが、製作している側ならで
はアドバイスとして、1冊の絵本の中にはメインストーリー以外にもページを進めて
いくと絵の別のキャラが違うことをしていたり、一見すると見えないしかけが沢山ある
と仰っていました。これから、絵本を読む際には、細部まで細かく見てみたいですね。
事例として紹介いただいたのは、
『おもちゃの迷路』香川元太郎/PHP研究所/ISBN:9784569786728
という本でした。
『出版社のお仕事紹介』のほかにも、図書館の別のお部屋で『本の選書会』を実施
しました。
主に、PHP研究所が出版する児童書、一般実用書、雑誌、電子図書を中心に来場者
が自由に閲覧し図書館所蔵としてリクエストを受け付けるというものです。
約800冊の中から160タイトルの本のリクエストを受けました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!!